会津発酵珈琲は、珈琲の未来を守るために、発酵の力を活かした循環型のものづくりに取り組んでいます。

いま、世界の珈琲生産は大きな転換点を迎えています。
気候変動の影響により、珈琲の主要品種であるアラビカ種の栽培適地が減少すると言われており、この課題は「珈琲2050年問題」と呼ばれています。

珈琲を、これからもおいしく飲み続けられる未来へ。
そして、地域の農業や自然環境とともに続いていく産業へ。

私たちは、会津の発酵文化と地域資源を活かしながら、珈琲の新しい循環をつくっていきます。

発酵で珈琲の価値をもう一度引き出す

会津発酵珈琲が大切にしている考え方は、「捨てる前に、もう一度価値を引き出す」ことです。

まだ飲用として価値を引き出せる豆や素材は、発酵の力によって香りや味わいを磨き、アップサイクルする。
一方で、飲用に適さない豆や珈琲カスなどの副産物は、発酵によって堆肥化し、土へ還す。

珈琲を「飲んで終わり」にするのではなく、
飲めるものは発酵して新しい価値へ。
飲めないものは発酵して土づくりへ。

この循環こそが、会津発酵珈琲のSDGsに対する基本姿勢です。

珈琲カスを、会津の土へ還す

私たちは、珈琲カスを廃棄物ではなく、地域の土を育てる資源として捉えています。

珈琲カスは多孔質で、土壌の通気性や保水性を高める可能性があります。
ただし、珈琲カス単体では十分な肥料にはなりません。もみ殻、米ぬか、腐葉土、地域の副産物などと組み合わせ、微生物の働きによって発酵させることで、畑や田んぼに活かせる堆肥へと変えていきます。

会津ではすでに、珈琲カスを活用した堆肥を野菜やお米づくりに取り入れる取り組みが始まっています。
その結果、作物の収穫効率が向上したり、お米の粒が大きくなるなど、土づくりの効果も少しずつ見え始めています。

私たちは、こうした地域の実践を大切にしながら、珈琲と農業がつながる新しい循環を育てていきます。

地域資源を活かした、発酵循環型のものづくり

会津には、米、酒、味噌、漬物など、長く受け継がれてきた発酵文化があります。
会津発酵珈琲は、その土地に根づいた知恵を、珈琲という新しい素材に重ねています。

珈琲豆を発酵させる。
珈琲カスを発酵させる。
地域の副産物を組み合わせて、土へ還す。
そして、その土からまた新しい農産物が育つ。

この循環は、単なるリサイクルではありません。
地域の資源を活かし、価値を高め、次の産業へつないでいく「発酵アップサイクル」です。

私たちが貢献するSDGs

会津発酵珈琲は、以下のSDGs目標に貢献する取り組みを進めています。

12. つくる責任、つかう責任

珈琲豆や珈琲カスを無駄にせず、発酵によって新しい価値へ変えることで、廃棄物の削減と資源循環に取り組みます。

13. 気候変動に具体的な対策を

珈琲2050年問題を見据え、気候変動によって揺らぐ珈琲産業に対して、発酵技術と地域循環による新しい選択肢を提案します。

15. 陸の豊かさも守ろう

発酵堆肥を通じて土壌環境を整え、地域の農業や自然環境を守る取り組みを進めます。

17. パートナーシップで目標を達成しよう

農家、研究機関、地域事業者、飲食店、消費者と連携しながら、会津発の持続可能な珈琲文化を育てていきます。

珈琲の未来を、会津の土からつくる

会津発酵珈琲が目指すのは、ただ新しい珈琲をつくることではありません。

珈琲を飲む人。
珈琲を育てる人。
土を守る人。
地域で挑戦する人。

そのすべてがつながる循環を、会津からつくることです。

発酵は、目に見えない微生物の力によって、素材の可能性を引き出す営みです。
私たちはその力を信じ、珈琲の未来と地域の未来を重ねながら、持続可能なものづくりに挑戦していきます。

珈琲の未来を、会津の土から。
会津発酵珈琲は、発酵の力で、次の100年につながる循環を育てていきます。